50歳のときに白髪染めを一切やめて半年ほどでグレイヘアになりました。ショートヘアだったので移行期間が短かったこともありますが、移行前にカラー剤をカラートリートメントに変えていたことで、わりと自然にグレイヘアに移行できたことなど、移行までの経緯をまとめました。
- カラー剤をカラートリートメントに変える
- 髪の毛全体がカラートリートメントで染まった状態
- カラートリートメントもやめる
- カラートリートメントが徐々に落ちてゆく
つまり、カラートリートメントを一定期間使用し、白髪染めで染まった部分がなくなってからカラートリートメントをやめると、徐々にカラートリートメントが色落ちしていき、徐々にグレイヘアに変わったという感じです。
現在54歳、グレイヘアになってから3年が経ち、似合う服装が変わってきたことや、ヘアスタイルで気をつけていることなども書いています。

グレイヘアに移行しようと検討している方の参考になればうれしいです。
移行期間はカラートリートメントを使用
普通の白髪染めのカラー剤で頭皮がかゆくなったりヒリヒリ痛くなったりするようになり、カラートリートメントを使うようになりました。
でもなかなかちゃんと染まるトリートメントに出会えず、グレイヘアと黒髪の中間ぐらいの中途半端な色になったりしていました。そんなころに中学の同窓会があり参加したのですが、ひさしぶりに会った同級生から「どうしたのその白髪!?」とか言われちゃって傷ついたのを記憶しています。

40代半ば、今から10年ほど前のことです。その頃はグレイヘアに市民権はありませんでした。
もう少しちゃんと染まるカラートリートメントはないかといろいろ試して見つけたのが「アズスタイル ナチュリア クラシック カラートリートメント」。誰だったか忘れましたが、モデルさんだったか女優さんだったかが紹介していたので買ってみたら、けっこうちゃんと色が入ったので何年か使っていました。
↓こちらがそのカラートリートメント
Amazonの口コミにもありますが、カラー剤ではないので、一度の使用でしっかり染まることはありませんし、週に2〜3回使用しないとだんだんと色が落ちてしまいます。

手間はかかりますが、肌には優しいので頭皮が痒くなることはなかったです。

写真はこのカラートリートメントを使っていたころの私です。今より7kg多いので顔がまんまるです。
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そして、その後グレイヘアにすることを決めたわけですが、カラートリートメントを使ってる2〜3年の間に、カラー剤で染めた黒髪部分はすっかりなくなっており、髪の毛のすべてがカラートリートメントでの色が入ってる状態になっていました。
つまりカラートリートメントで染まった髪の毛は、シャンプーを繰り返すとだんだんと色が落ちてきます。なので、髪の毛がカラー剤で染まった黒髪と、根元から伸びてきた白髪でくっきり別れることはなく、髪の毛全体の色がだんだんとグレイに変化していくという移行期間になりました。



私の場合、茶→ピンクっぽい色→グレイという感じでした。
- カラー剤で染まった髪がなくなるまでカラートリートメントを使用する
- その後カラートリートメントをやめると徐々にカラートリートメントが落ちてゆく
- 根元だけ白髪の状態がなく、自然と髪色がグレイに変化していく
白髪の自分をどう受け入れたか
「白髪の自分をどう受け入れるか」なんてじつはあまり考えたことはなかったのですが、最近、同年代のグレイヘア移行を検討している女性からそう聞かれたのです。
白髪の自分を受け入れるというのは、自分の老いを認めることだったり、恋愛対象のステージから降りることだったり、女であることをあきらめることだったりということだろうか。今はグレイヘアにそんなネガティブな感情はまったくないのですが、グレイヘアにする前はそんな思いもあったような記憶もあったような気がします。
50歳なんて世間から見れば完全に「おばさん」でしょうし、自覚もしているつもりですが、他人から面と向かって「おばさん」って言われるカチンとくるのが女心。
そしてまだ「お婆さん」にはまだなりたくないし、おばさんだとしても「素敵なおばさん」でいたいと思うわけです。
その「素敵なおばさん」とはどんなおばさんか考えたときに、白髪を隠して髪を黒や茶色に染め続けることに注力するよりも、白髪も老いも受け入れた上で「これが私よ!白髪に似合うファッションやメイクを楽しむわ!」というほうが、私の素敵なおばさん像にピッタリとはまったわけです。
グレイヘアを意識し始めたのは近藤サトさんを見て
近藤サトさんが白髪ヘアになっていたのをテレビで見て、最初は驚きました。しかし、明るい笑顔で知的なコメントを発する彼女はとても素敵で、大人の女性の美しさを感じました。
はじめは驚いた白髪もだんだんと気にならなくなり、そもそもなんで黒く染めなきゃならないんだ????という疑問も湧き上がってきました。驚いたのは、ただ単に「見慣れなかったから」だと気づきました。今まで40代50代の女性タレントが白髪のままテレビに出演するなんてなかったから。
誰に強いられたわけでもないのに、なんでこんなに面倒な思いをして、お金と時間を使ってわざわざ白髪を隠そうしているのだ私は…と考えると本当に染める意味がわからなくなり、白髪染めをやめることを決めました。
移行中も悩みましたけどね〜。素敵なグレイヘアの女性の本や画像をたくさん見て、どうしたら素敵なグレイヘアになれるか研究しまくりました。
グレイヘアになってみて思うこと


白髪染め生活には二度と戻りたくない!
それが率直な感想です。たくさんの時間とお金のかかる、あのわずらわしいヘアカラー生活には本当に戻りたくないですね。
周りからも意外と評判いいです。なかには「白髪をそのままなんて…」と思ってる人がいるかもしれませんが、すべての人から評価されたいなんて贅沢ですし、そんなことは無理な話ですもんね。
ただ、かわいそうな老婆という印象は持たれたくないので、ファッションとヘアスタイルには気を使っています。服はもともと好きなので、グレイヘアに合うスタイルを研究するのは楽しいです。黒髪のときには似合わなかった明るい赤や派手なグリーンが似合うようになったり、真っ黒のワンピースなんかもグレイヘアのおかげで重たくなりすぎず、バッグなどで差し色コーデにして楽しめるようになりました。
ヘアスタイルは、ショートということもあり1カ月に1度はカットしていますし、毎朝ツヤが出るようドライヤーでブローして、ヘアアイロンでスタイルを整えています。
まとめ
- カラー剤で染まった毛がなくなるまでカラートリートメントを使用し、その後カラートリートメントもやめると徐々に髪色が変わっていく。
- 無理して白髪を染め続ける自分と、ありのままの自分でファッションやメイクを楽しむ自分、どちらがいいか考えてみる。
- ストレスフリーのグレイヘアライフ、本当におすすめなのでぜひチャレンジしてほしいです。


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