歯科矯正って子どもがやるものだと思ってたし、大人でやるとしても芸能人だけだと思ってた。そんな私が55歳で歯科矯正を始めることに…。
始めようと思ったきっかけと、大人の歯科矯正について検索すると出てくる「ほうれい線が深くなって老ける」とか「大人の矯正は痛い」とか「時間や費用もかなり掛かる」といった恐ろしい口コミについてどうだったのか、このブログで書いていこうと思います。
歯列矯正のきっかけは歯科医の言葉

もともと虫歯になりやすい体質で若い頃から歯科医院にはお世話になっている。かかりつけ歯科医にも「りさねーぜさんは噛み合わせが良くないから」としょっちゅう言われていたが、特に気に留めてもいなかった。だって、歯科矯正って子どもがするものだと思ってたから。
だけどある日「だってこの年齢で矯正する人なんていないですよね」って先生に言ってみたら「え、普通にいますよ」って返されて「え?そうなの?」って思ったのが歯科矯正について調べ始めたきっかけ。
そういえば後輩で30代で歯科矯正している人いたのを思い出した。でも彼女はたしか結婚式を控えてたからと言っていた。なら私には関係ないと思ったのか、まったくの他人事として私の心には何も響くことはなかった。
そうか、大人でも歯科矯正していいのか…。
費用と寿命までの残り時間

まずは気になるのが矯正に掛かる費用。大人の歯科矯正はお金が何十万円も掛かるのはなんとなく認識していたのだが、それが30万円なのか50万円なのか、具体的な金額はわかっていない。検索してみるといろいろな金額が出てくるが、結局自分はいくらなのかわからなければ始まらない。
というわけで、良さげな矯正歯科に相談に行ってみたところ、提示された金額は総額で76万円(2年で終わると想定した場合)
- 器具装着:60万円(ワイヤー矯正/表側)
- 検査費:4万円
- 器具の調整:毎月5千円×24カ月
こちらは一番安いパターン。
矯正器具が目立たないよう歯の裏側に装着したり、ワイヤーの色を白にしたりすると、ぐんと金額が跳ね上がる。私の場合、顎が小さく裏側矯正には向かないとのことで表側矯正しか選択できないが、できたとしても金額的に裏側は無理。それに今は外ではマスクしていること多いし、しなくなったとしても誰も気にしないだろうから見た目は特に気にならない。
それよりも、この金額を掛けてあと何年に生きられるんだ????ということに思いが至る。70歳くらいで死んだら13年くらいしかないな〜とか思ったけど、100歳くらいまで生きちゃったらあと40年以上あるもんね。そして70歳くらいで「あのときやっておけば良かった」と後悔するのはイヤなので、矯正することに決めました。歯の健康、大事ですもんね。
ほうれい線のリスクあり

歯科矯正によるリスクの説明を矯正歯科医から受けました。歯根吸収や口内炎など、検索すれば出てくるリスクの他に「ほうれい線が深くなるリスクがある」と医師から言われました。40代女性の患者さんで矯正中にほうれい線が深くになってきたから治療をやめたいという申し出が実際にあったそうです。
私がそうなんですが、前歯が前に出ていて下の歯とか嚙み合ってない場合、矯正によって前歯が後ろに引っ込むことになるので、その分ほうれい線が深くなるらしいです。
たしかにほうれい線が深くなるのはイヤですが、噛み合わせの悪さからくる不調を改善するのを優先したい。それに55歳ですからほうれい線はそれなりにありますし、歯科矯正が終わるころはすでにアラカン。歯科矯正しなくたってほうれい線は今より深くなっているでしょうしね。
大人の矯正は時間が掛かる

10代の歯科矯正って、歯に大きな力を掛けても新陳代謝が活発なので、骨も歯茎も対応するんだそうです。でも大人の新陳代謝はそういうわけにはいかない。ゆっくり慎重に少しずつ動かさなければならないので、やはり若い人よりは時間が掛かるそうです。
ワイヤーをはずしてもそれで終わりじゃないんですね。マウスピースで元に戻らないように固定する保定期間っていうのが1年とか2年とかあるとか。それが終わっても週に1回はマウスピースで固定する必要があったりで、もうほぼ一生なんらかのメンテナンスが必要ってことですね。
まあ、今までも3カ月に一度歯科健診には通っていましたし、歯の健康はを守る上で逆にメリットなのかもしれません。
まとめ
- 歯列矯正をやろうと思ったのは、大人でも始める人がいると知ったから
- 人生100年時代!残りもだまだまだあるので、噛み合わせを治して健康に過ごしたい
- 掛かる費用は70万円弱(2年で終われば)
- 前歯を引っ込める矯正をする人は、ほうれい線が深くなるリスクあり
大人の歯科矯正はメリットもあると思うのです。子どもと違って自分の意志で始めるのだから、誰かに言われて仕方なくやるよりはモチベーションが保てると思う…んだけどどうだろう?
実際に器具の装着はまだ先ですが、装着した感想などは当ブログでまた報告したいと思います。
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