昔から映画が好きで小学生のころからたくさん観てきた50代女性です。
アマゾンプライム会員なら無料(追加料金なし)で観られる心に残る映画(洋画・邦画)をまとめました。泣けるとか感動とかハッピーエンドというよりは、観終わったあとに考えさせられるような映画ばかりです。
人生の機微がわかる大人にぜひ観てほしい洋画6本と邦画4本。あと追加料金はあるけどぜひ観てほしい映画5本です。
ユナイテッド93(2006年)
9・11でハイジャックの犠牲となったうちの1機であるユナイテッド航空93便の悲劇を描いた映画。この93便だけがテロの標的に到達せずに墜落した経緯を、搭乗者と電話がつながっていた家族の話などをもとに作られた作品。
平和な日常が突然恐怖にさらされた機内の乗客たちの恐怖と勇気。まるでその場にいるような臨場感のあるシーンから目が離せません。実話をもとにしているだけに鬼気迫るリアリティー。
アマゾンプライム「ユナイテッド93」ジョーカー(2019年)
バットマンシリーズの悪役ジョーカーをベースにした作品なのですが、私バットマン観たことないのでジョーカーがなんなのかよくわかってません。わかってなくてもまったく問題なし。
貧しくも心優しい道化師アーサーが凶悪犯に変わっていく、ホアキンフェニックスの怪演がとにかくすごい。
アマゾンプライム「ジョーカー」セブン(1996年)
心に残るというにはちょっとグロいかもしれないけど、何かおしゃれな感じすらするブラッドピット主演のダークなサスペンススリラー。
単に血がドバーってやつじゃなく、じわじわヒリヒリするような犯人の狂気を感じる映画。
アマゾンプライム「セブン」ファイト・クラブ(1999年)
この映画はなんの予備知識なく観てほしい映画。ただ、なんとも言えないカオスな映画なので、起承転結がハッキリしてるストーリーじゃないと気持ち悪いって人や、殴り合いのシーンが苦手な人は見ないでください。映画「セブン」と同じデヴィッド・フィンチャー監督の作品。
なんともカオスなのに、ずっと記憶に残ってる映画です。
アマゾンプライム「ファイトクラブ」ショーシャンクの空に(1994年)
超有名作品なので観た方も多いと思いますが、私が今まで観たすべての映画の中でもトップ5に入る名作です。妻殺しの冤罪で刑務所に入れられた男の話。
今回紹介した映画の中では一番スッキリするラストの映画です。でも、ほんの少し胸に棘が刺さったままのような感覚もある映画。
アマゾンプライム「ショーシャンクの空に」朝が来る(2021年)
映画の紹介しておいてなんなんですが、原作の小説がとても良かったので、できれば原作を読んでほしいというのが本音。本のほうが夫婦の葛藤や中学生で出産する少女の心情が丁寧に描かれていると思う。
不妊治療でも授かることができなかった夫婦が養子を迎える話と、その養子に出す子を産んだ中学生の話を、その両面から描いた映画。
アマゾンプライム「朝が来る」人魚の眠る家(2018年)
子どもがプールの事故で脳死状態になるものの、わが子の死を受け入れられない母親の話なんですが、私が心に残ったのは、祖母である松坂慶子の心情。
その祖母が孫を預かり連れて行ったプールで起きた事故なんですよね。ああ、もうそれだけで胸が痛い。母と祖母の母娘関係も見どころの映画です。
アマゾンプライム「人魚の眠る家」容疑者Xの献身(2008年)
冴えない数学教師役の堤真一がとても良かった。ドラマ「やまとなでしこ」では数学者として成功する役だったのを思い出し、堤真一で数学者顔なんですかね。
東野圭吾のガリレオシリーズ第3弾。殺人ミステリーではあるけれど、なんともせつないストーリー。
アマゾンプライム「容疑者Xの献身」凶悪(2013年)
実際に日本で起きた事件を題材にした映画ですが、これでもかってくらい人間の凶悪さが描かれています。
繊細な人はハッキリ言って観ない方がいいです。凶悪さの毒にやられます。私は映画館で観ちゃったんですが、しばらく食欲なくなるくらいメンタルやられました。毒の刺激がほしい人におすすめの映画です。
メンタルがやられるくらい人間の凶悪さを突きつけられる作品。
アマゾンプライム「凶悪」万引き家族(2018年)
日本アカデミー賞最優秀作品他全6冠受賞した名作。家族の絆について考えさせられる映画です。
とにかくキャストがいいですよね、この映画。樹木希林、安藤サクラ、リリー・フランキー、もちろんみなさん素晴らしいのですが、佐々木みゆという子役が特に良い!
この女の子の子役の雰囲気が、温かくも歪んだ家族愛をさらにリアルに表現された気がする。
アマゾンプライム「万引き家族」有料だけどおすすめの映画5選
レンタル料は掛かりますが、それでも観てほしい映画5本を紹介します。
彼女がその名を知らない鳥たち(2017年)
蒼井優と阿部サダヲ主演のミステリーなんですが、ミステリーというより愛の物語です。その愛が究極なのか、屈折なのか、異常なのか、純愛なのか、観る人によって解釈はさまざまかもしれない。
静かに淡々と進んでいくストーリーの中にじわじわ広がる不安と焦燥感のようなもの楽しんでほしい。
アマゾンプライム「彼女がその名を知らない鳥たち」遺体 明日への十日間(2012年)
東日本大震災直後の遺体安置所での出来事を、西田敏行主演で描いた映画。取材をもとに描かれており、津波の恐怖心を煽ったり、ドラマチックな感動物語にしたり、そういう下世話な演出は感じられません。
こんなつらい状況の中でも心にかすかに指す光のようなものがあり、副題の通り「明日へ」向かって生きていく気持ちになれます。
アマゾンプライム「遺体 明日への十日間」しゃぼん玉(2017年)
乃南アサのベストセラー小説「しゃぼん玉」を林遣都主演で映画化。原作がとても好きで観た映画ですが、映画も良かった!何がいいって市原悦子が良い。
強盗などの犯罪を繰り返して主人公の心がほどけていくように、観ている私の心もほぐれていくのを感じます。
最近疲れて心が荒んでると感じる人に観てほしい1本。
アマゾンプライム「しゃぼん玉」阪急電車 片道15分の奇跡(2011年)
こちらも原作(有川浩のベストセラー小説)が好きで観た映画ですが、とても心温まる良い映画です。いろいろな人たちのそれぞれの人生がうまく切り取られていて、大事件は起きないけれど誰にもありそうな悩みや苦しさが描かれいます。
これも疲れている人、特に女性に観てほしい映画です。私は大好きで5回くらい観ちゃってます。
アマゾンプライム「阪急電車 片道15分の奇跡」恋愛小説家(1997年)
恋愛映画はあまり好きじゃない私ですが、この映画は大好きです。極度の潔癖症で偏屈な恋愛小説家(ジャックニコルソン)が恋するウエートレスに、不器用に自分勝手に好意を表現するシーンが滑稽というかなんというか…。
この恋愛観、若い人にはピンと来ないかもしれないけど、人生の機微を知ってる大人には、恋愛以外にもグッとくるポイントがあるまさに「大人の恋愛映画」です。
アマゾンプライム「恋愛小説家」アマプラをお得に利用する方法
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まとめ
ほっこりからどんより、ショッキング、すっきり、いろんなタイプの心に残る映画を紹介しました。どれもスケール小さめの超大作ではありませんが、何年経っても心に何かを残してくれた映画です。
気になる作品があったらぜひ観てほしいです。
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