46歳の独身女性が新築した、一人暮らしの戸建て注文住宅の間取り図公開

一人暮らしの注文住宅の間取り

一人暮らしの戸建て住宅は平屋が人気とのことですが、私の場合は広い土地の確保が難しかったので、30坪の土地にロフトタイプの小さな家を建てました。40代(46歳)独身女性が新築した注文住宅の間取り、この間取りにした理由や後悔したポイントなどをまとめました。

一人暮らしの戸建て住宅のヒントになれば幸いです

目次

一人暮らしの注文住宅の間取り図

一人暮らしの戸建て住宅の間取り
木造2階建/床面積60平米
【1階】リビングの奥から玄関側に向かって撮った写真
【2階】納戸部分から撮った写真

60平米はだいたい37帖くらいなので、1階のキッチン・リビング・ダイニングが合わせて15帖、それ以外が10帖、2階が寝室10帖+納戸2帖って感じでしょうか。前に住んでたマンションが80平米で持て余していたので、それよりコンパクトな暮らしがしたかったのでちょうどいいサイズです。

広い土地があれば平屋がいいなって思ってたんですけど、利便性を優先したので、予算内で土地購入は難しくて…。でも固定資産税や豪雨での災害などを考えれば、予算的にも安全面でもこの間取りで良かったかなって思っています。

この間取で良かった点

無駄なスペースがない

間取り図を見てお気づきでしょうか。わが家にはドアがありません。開き戸は玄関のみでトイレは引き戸です。つまりほぼワンルームの一戸建て。「お客さんが泊まりに来たらどうするの?」なんて声が上がりそうですが、泊まるような客は来ないので問題ありません。リビングで服を脱いで風呂に入ろうが、玄関の横で着替えをしようが自由。

このシンプルな間取り、生活パターンの見えてきた40代の一人暮らしならではだと思うんですよね。「来るかもしれない」誰かのために予算は使いません。自分さえ快適に暮らせればいい自分だけの家なので、無駄なスペースは一切作らず、シンプルな暮らしを実現しました。

生活動線がスムーズ

シンプルな間取りにしたことで生活動線がスムーズになりました。こだわったのは、朝、1階に降りてきたら出かけるまで2階に行かなくてもいい動線。ここは設計士さんに強くお願いしました。寝室にクローゼットがあるのが普通だと思うのですが、そうすると朝ごはん食べたり歯磨きしたりしたあと、着替えるために2階に戻らなければならない。それがイヤだったのでクローゼットは1階にしてもらいました。

朝食を作って食べて片付けて、顔を洗って歯磨きして着替えてお化粧、そしてコートを着て出勤。これが1階のみで済ませられるのが朝の忙しい時間にはけっこう重要。マンションに住んでたときは、同じフロアとはいえリビングとクローゼットのある寝室を行ったり来たりしてたのがけっこうストレスでした。

他人が見えない窓の位置

ワークスペース横の窓は隣家が見えるのですりガラス(曇りガラス)にしました

どの窓からも隣りの家の玄関や、道路を歩く人が見えない窓の位置になってるんです。私はそんなに気にしていなかったポイントなんですが、設計士さんから「隣家の人が出入りするところとか見えると意外とストレスですよ」というアドバイスがあり、そのように設計してもらいました。住んでみてこれ重要だなって気づきました。

こちらから見えるということは、カーテンが開いてたりすると相手側から見えるってことですもんね。それはたしかにストレス。よく窓の位置が隣の家の窓と同じ高さにある住宅を見かけますが、あれストレスだろうな〜って思います。

この間取りで後悔した点

正直、悪いところが思いつかないのですが、しいて言えば1階のリビング部分が吹き抜けになっていて天井が高いので、暖気が上に溜まってしまうことでしょうか。

それで1階が2階に比べて寒いです。でも2階でサーキュレーター回したらけっこう改善されました。寒さより問題だったのは夏の暑さ。猛暑の年は2階がかなり暑かったです。翌年エアコンを設置したのですが、1階部分に付けてしまったので、2階はぜんぜん冷えません。でも、うちは省エネ住宅なので、暑さも寒さもそんなにひどくはありません。

一人暮らし用の注文住宅で注意すること

何が大事か優先順位をハッキリしておく

予算も時間もふんだんにあるのなら話は別ですが、限られらた予算内ではあれもこれもは実現できません。どちらかを選ばなければいけない場面は必ず出てきますので、何が自分にとって大事かをハッキリ決めておくのは、家づくりをする上で重要なポイントです。

収納スペースを作りすぎない

収納スペースがたくさんあったほうがいいのはお子さんが何人もいるファミリーです。一人暮らしの家に収納スペースはそんなに必要ありません。納戸が一つあれば十分。収納スペースがあればあるほど物は増えます。以前のマンションがそうでした。おかげで引っ越すときにあらゆる収納スペースから発掘された不用品を処分するのに、えらい労力を費やしました。

「あったほうがいいかも」はなくてもいい

食器洗浄機、浴室乾燥機、自動洗浄トイレ(勝手に流れるやつ)、トイレ内の手洗いカウンター、食品庫などなど、あったらいい設備は山のようにありますが、「あったほうがいい」はだいたいなくても大丈夫です。私が付けたのは玄関ポーチの人感センサーライトくらいでしょうか。これは防犯的にも付けて良かったですが、それ以外につけておけば良かったと後悔したものはありません。

建築会社選びは慎重に

どこで建てるかは家づくりでもっとも大事な部分です。私は地元の中堅工務店で建てましたが、そこに決めるまでは大手メーカーから個人の建築士事務所や工務店など、あらゆる情報をインターネットや本で調べ、気になる会社には実際に足を運んで直接話しを聞きました。決め手となったのは設計プランと担当者との相性。担当者との相性、かなり大事です。家づくりはけっこうな頻度で担当者と打ち合わせをします。あまり好きじゃない相手だと一生に一度のせっかくの家づくりも楽しくないし、なんでも話せる関係性がないと家の満足度にも影響してきます。

まとめ

一人暮らし用の注文住宅を建てるということは、当然ですが何もかも一人で決めなければなりません。私は自分の思い通りに家づくりができて大満足でしたが、「一人で全部決められるだろうか…」と不安な方は「注文住宅の相談窓口」など、プロに力を借りるのもおすすめです。

ただし、どんな家にするか、どんなハウスメーカーがいいかということはアドバイスしてもらえても、どんな暮らしがしたいかは自分じゃなければわかりません。モデルハウスはどれも見た目が華やかで素敵なので、表面的なことに惑わされず自分にとってのいい家を作るため、まずは自分の理想の暮らしとは何かをしっかりイメージしましょう。その上で相談するとプロのアドバイスも生きてきます。

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